禅に学ぶ暮らしの整え方【吉村昇洋】①

吉村昇洋さん著書の「禅に学ぶ暮らしの整え方」という本を読みました。

禅では「今この瞬間に意識を向けて、ありのままに受け止めること」を大事にするそうです。
もし、掃除が面倒だと感じているのなら、そう感じている自分を受け止め、自分としっかり向き合う。
途中から楽しくなっていったら、その楽しんでいる自分を受け止め、しっかり向き合う。

向き合うといっても、「自分について考える」ということではありません。
そのことに「とらわれて」しまいます。

あれこれ考えるのではなく、「いまこの瞬間の自己」をありのままに感じて、今自分はこんなふうに感じているんだな~と気づけば良いのです。

暮らしを整えることは「心を整える」ことにつながりますが、「心をととのえようとする」のはよくありません。
と書いてありました。

心を整えようとがんばると、かえってざわついてしまいます。心を整えようという意識を持つのでなく、掃除をするときにはただひたすら掃除をする。

掃除をしている「今この瞬間」に意識を向け、掃除をすること自体をしっかりとていねいにやっていく。

そうすれば心は整っていくそうです。

心が整っていない状態というのは、よけいな思考にとらわれている状態であり、よけいな思考をしているときには、心が今ここにあらず、意識が過去や未来に飛んでいってしまっているからです。

このようなお話は、いろいろなところで聞きますよね。

臨床心理学では、過去にとらわれ憂いをもつことを「抑うつ」、未来にとらわれ憂いを持つことを「不安」といわれています。

起こってしまったことを引きずってくよくよしたり、先のことを心配したりするのは、誰でもありますよね。

悩むまでいかなくても、さっきあったことやこれからやることを考えると、心が落ち着かなくなってしまいます。

その意識を「今この瞬間」に向けて、物事をきちんとていねいに行えば、よけいな思考にとらわれなくなるのです。

ですが、掃除などする前は、めんどくさいですよね。
めんどくさいことを、とりあえずやってみてください。

自分の心のありように意識を向けて、心がどのように変化しているのかを感じながら掃除することは、今までとは違った掃除の楽しみ方にもつながるかもしれませんね。

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